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家を建てるときは間取りや内装のことで頭がいっぱいで、外回りの工事まで考える余裕がなく失敗したと感じた人もいます。外構工事をやり直しには時間と費用がかかります。この記事では玄関までのアプローチに関する主な失敗を例や対処法について紹介していますので参考にしてください。
あるインターネット調査によりますと、新築住宅の外構工事で失敗や不便さを感じている人の割合は47.3%(※)でした。約半分の人が後悔していることになります。また、外構工事で「こうすればよかった」と後悔している場所は、駐車場や庭・ウッドデッキ、玄関までのアプローチ、フェンスなどです。この中から玄関までのアプローチの主な失敗と対処法を解説します。
※参考元:外構・エクステリアパートナーズ(https://www.gaikouexterior-partners.jp/contents/4043#back)
アプローチが雨に濡れると滑りやすくなるのは、床に使われている素材が原因です。商品や仕様によって異なりますが、表面がツルツルしているタイルや水はけの悪い素材を選んではいけません。
滑りにくい素材には、インターロッキングやノンストップ加工のタイル、表面の粗いコンクリートがあります。インターロッキングは通常のコンクリートよりも安い料金で施工することができ、カラーバリエーションも豊富です。
駐車場から玄関までの動線をあまり深く考えずに外構工事をして、距離が遠いことに気づいた例です。門扉にポストを設置していたら、雨や雪の日に郵便物を取りに行くのが面倒になります。買い物に行って荷物が多かったら移動にストレスを感じることもあるでしょう。新築住宅を建てる際、家事動線を意識して間取りを考えるように駐車場や門扉を含めて外構の動線も検討してください。その場合、距離を近づけることだけを考えずに、ポストや門扉が動線の邪魔になっていないかも確認しましょう。
段差や階段が急ですと歩きにくく、特に小さな子どもや高齢者は、つまずいたり、転倒したりするおそれがあります。高齢になると、ちょっとした段差でもつまずきやすくなるため転倒による事故には要注意です。
外構の段差や階段をスロープにすれば足腰の弱い人でも移動が楽になり、手すりも付けるともっと便利になります。
バリアフリー工事は竣工後のリフォームで補助金対象になります。ただし、階段よりスロープを広くする必要があり費用も高額です。介護スロープを設置する場合は介護保険が適用されます。新築時にはアプローチの使い方を考えつつ、歩きやすさを優先するといいでしょう。
アプローチに足元を照らす照明をつけ忘れたケースもあります。門扉から玄関まで距離がある場合、足元が暗いと歩きづらくて危険です。玄関前が暗いと泥棒や不審者の標的となり防犯面のリスクが高くなります。装飾と同時に安全面にも気を遣ってください。
新築予定の土地に昼間だけ訪問するのではなく、夜間に訪問して、暗い時間帯の明るさも確認するといいでしょう。人感センサー付きのライトは必要なときだけ照明が点灯しますので防犯対策としてもおすすめです。
上記以外にも、見た目にこだわった結果、掃除をするのが大変になるケースもあります。おしゃれな石材で加工した玄関で日当たりが悪かった場合、コケやカビが生えやすかったり、滑りやすかったりします。掃除するときは、高圧洗浄機やスポンジでこすらなければ取れません。手間も時間もかかります。
新築住宅の購入を検討している方は、玄関アプローチの失敗例や対処法を参考にして外構工事についてもよく考えから決めましょう。デザインにこだわりを持つのもいいことですが、特に小さい子どもや高齢者のいるご家庭は、転倒による事故を避けるため、また、泥棒や不審者から家族を守るために安全面や防犯面を重視した家を作りをおこないましょう。